corgibell.com

ぐるっと西日本1ヶ月    =その1=    (関西編)

2015年6月6日~7月4日


京都を拠点にして西日本をぐるっと廻りたいと思っていた。
四国でうどん、広島でお好み焼きを食べて、出雲大社まで行ければ良いと考えていたのだけど、勢いで長崎の軍艦島まで足を伸ばしてしまうことに。
私一人で先に京都に入り、まずは奈良や紀伊半島の熊野をウロウロと。
さらに、嫁さんも合流してから四国、中国、九州へ。
関西編、四国&広島編、山陰編と九州編の4部構成。

6月6日
(京都へ移動)


黄色いのに荷物を満載して西へ移動中。
東京に戻って来るのは1ヶ月後。
嫁さんは10日後に合流の予定。


まん丸に太った茄子を使った味噌田楽。
京都のお野菜、美味しい!


京都はどこに行っても美味しそう!
(ちょっと自撮りも)

6月7日
(京都)






今日/京の朝散歩は、京都御所。
玉砂利が散歩に向いてなかった。














京都観光は建仁寺で、風神さん雷神さんにご対面。
自由に写真が撮れるのが良い。










1ヶ月ほど日本を離れる娘の「お寿司が食べたい」とのリクエストに基づき、祇園の「豆虎」で昼食。

6月8日
(関空、姫路、明石)


ベルリンに1ヶ月行ってしまう娘を見送りに、初めての関空。
行ってらっしゃい!






関空から足を延ばして姫路城へ。
確かに真っ白なお城で、まばゆい。
思ったよりも大きくて、木造のままというのが素晴らしい。

世界遺産100カ所訪問を目指しているのだが、この姫路城で何カ所目になるのか、実は分かっていない。
たぶん50カ所目くらいだと思うけど、ちゃんとカウントしなくっちゃ。




姫路は穴子が名物と書いてあったので、姫路城の前の飯屋さんで。
「前どれ穴子」って何かと思ったら、目の前の瀬戸内海で穫れたと言う意味らしい。
新鮮ということなのだろうけど、同じ瀬戸内海でも3月に食べた宮島駅前の「うえの」の方が圧倒的に美味しかった。
ちゃんとお店を選ばなくっちゃいけないんだな。






たこ焼きの形をしてるけど、実は玉子焼きで、「明石焼き」。
これが食べたくて、姫路から明石に寄り道。
お出汁の効いたトロトロの卵がとても美味しい。
まな板の上に20個乗っかってきて、これで500円、ヤス!
中にタコが入っているので、実はやっぱりたこ焼き。




今日のお昼は牛カツ。
前から気になっていたお店で、たどり着くのに2年掛かった。
タップリのわさびとお醤油がピッタリ。

6月9日
(京都でまったりと)




今回は京都をベースにして関西方面をぐるっと廻るつもり。
駐車場も1ヶ月だけ安く確保出来たし、準備万端。
神田川では無くて、近所の高瀬川沿いの銭湯で、まずはゆっくりと。
洗面器や石鹸類もロッカーを借りて起きっぱなしにすることに。


夜は、これまた気になっていたバーへ出没。
「京都はバーテンダー同士のコミニケーションが良い」とのことで、京都内のバーを色々教えてくれた。
京都No.1は木屋町のK6とのことで、今度行ってみることに。
「2回に1回はうちに来て下されば良いです」との嬉しいお言葉で、このお店に何回か来ちゃいそう。

6月10日
(奈良まで日帰り)










今日の朝散歩は、高瀬川を登って、鴨川沿いに戻る1時間半コース。




今日は奈良。
まずは、唐招提寺から。
9年前に来た時には平成大修理の真っ最中で、拝観出来なかったので。
これで、奈良の世界遺産をやっと全制覇。


薬師寺は、2本の連なる東塔&西塔を大池から望むのが好きなのだけど、ありゃ東塔が覆われてる。
10年掛けた大修理中とのことで、姿を表すのは5年後。
また来なくっちゃ。








次は、平城京。
9年前に来た時は広大な敷地に朱雀門しか出来ていなかったけど、メイン建物の大極殿が出来上がっていた。
これのために吉野山の大きな檜を全部切り出してしまったらしく、復元中の興福寺はカメルーンの檜を輸入しているとのこと。
確かに、カメルーンのジャングルには巨木の檜が沢山あって、日本の商社が木のまま一本一本所有してたっけ。
まだ敷地のど真ん中を近鉄が走っていて、全体が完成するまでにはさらに何十年も掛かりそう。




奈良観光を一休みして、憧れのラーメン屋さん、「無鉄砲」の本店に。
ちょっと山の中にあるのだけど、来たいとずーっと思ってたお店。
トロトロのとんこつスープがやたらに美味しかった。
実は30日ぶりの麺類だったので、余計に感激したのかな。
これだけのために、もう1回来なくっちゃ。...
あきちゃんへ、美味しかったよ!








日本の世界遺産で、人が一番行かないと思われるのが、ここ奈良の春日山原始林。
奈良の裏山で、ただの雑木林。
原始林がなんで世界文化遺産なのか不思議なところ。
構成要素という奴なんだろうね。
ここも9年ぶりの訪問なんだけど、9年間でロードスターの色が変わった。






街の中に何気なく鹿がいるのは、住宅街の道を牛がウロウロと歩いてるインドと同じだね。


実はこの写真を作りたくて奈良まで来たんだよね。

6月11日
(紀伊半島をぐるっと)










今日は紀伊半島の先っぽまで移動して、世界遺産巡りの熊野編。
まずは日本最古の神社「 花の窟神社(はなのいわや)」。
巨大な岩が御神体。
日本の自然信仰の原点かな。










熊野三山の一つ、「熊野速水大社」。
雨に濡れた朱がまばゆい。








三山の2つ目は「熊野那智大社」。
境内から見える「那智の滝」が素晴らしい。










「熊野古道」の大門坂。
そこら中に大木が。
大仏殿をさらに2つや3つは作れそう。


今日の泊まりは、イルカ漁で国際的に話題の太地。
どうしても当地に来て確認したかったことがあった。
太地ではイルカ肉をいつでも手に入れることが出来るのか?
結果、今の季節という限定が付くのだろうけど、街中のどのスーパーに行ってもイルカは売ってなかった。
オーストラリアではどこの街に行ってもスーパーでいつでもカンガルー肉を売ってるけど、日本では太地ですらイルカ肉を自由に手に入れることは出来ない。

イルカやクジラは頭が賢い哺乳類なので漁で殺すのは可哀想という欧米の主張があるけど、キリスト教文化の押し付けだと思っている。
どこまでが賢い動物なのか明確な”区別”が出来ない類の基準は、欧米が過去の歴史の中で過ちを犯してきた”差別”の根元になっている様な気がする。

6月12日
(太地、再び熊野)


日の出が見たくて4時半に起きたのに、今日は朝から雨。
梅雨だから仕方ないね。
変わりに鹿さんとご挨拶。








山の写真ばかりではつまらないので、大地町「クジラ博物館」のイルカショー。

この連続写真は自分でも良く撮れたと思っている。
特に最初の1枚目、一番高く飛び上がった時のそり上がった尾ひれと水しぶきに注目願う。


イルカの動画も。(11秒)


Webを検索しまくって、やっと世界遺産の全貌が分かった。
「紀伊山地の霊場と参詣道」は、吉野と高野山、熊野の3地域が登録されていて、今は熊野を訪問中。
構成要素が全部で14個あることがやっと分かった。
この内の6個が熊野。
さらに、この6個の構成要素の中に、施設が14カ所あって、なんと昨日50mそばにあるのを一つ見逃していた。...
どこにも案内板は無かったし、観光資料にも書いてなかったんだよね、ブツブツ。
今日もう一回行って、さらに3カ所を訪問すれば、熊野エリアは制覇。


写真は「 獅子岩」。
これも御神体なのだろうけど、峠の一部からしか見えなくて、駐車場も無いし、だいたいが表示も無かった。
喫茶店のお姉さんが教えてくれなかったら、絶対に見逃してる。

それにしても、観光案内に「その他多くの施設が世界遺産に登録されています」とだけ書くのは止めてほしい。




和歌山県から三重県に戻って、昨日通り過ぎてしまった「七里御浜の浜街道」。
この海岸も熊野古道の一部で、「熊野三大社」から日本最古の神社がある「花の窟」まで海岸沿いを歩いたらしい。
地域案内看板が立っているが、ここが世界遺産とは何も書いて無く、道の駅の観光案内所で聞いても、一人目の人は「え、ここが世界遺産なの?」と言う始末。
三重県、全くやる気無し。




「熊野川」自身も世界遺産。






午後から晴れてきたので、これから熊野古道を2時間ほど散策することに。
お供はKeenのサンダル。
元々トレッキング用なので、大丈夫でしょう。










歩いてきた熊野古道は、大中小の3つある辺路の内の「中辺路」。
もちろん、世界遺産に登録されている道。
8キロ2時間半コースを写真を撮りながら(休みながら)3時間で歩いてきた。
いつも朝2時間は歩いているので、何てこと無いと思っていたら、普段は平坦地なのを忘れてた。
半分は登り坂で、もうヘトヘト。
鶯のさえずりをずっと聞きながらの3時間だったけど、熊野古道はしんどい所。










熊野三山の3つめ、最後は「熊野元宮大社」。
本当に山の中にある。
昔の人は、熊野古道の深い森の中をひたすらここを目指して歩いたんだろうね。
日本サッカー協会とつながりがあるようで、ちょっと変わった神社だった。
真っ黒な郵便ポストもクール。

6月13日
(熊野)






紀伊の世界遺産巡り、熊野編の最後は「つぼ湯」。
1500年の歴史がある熊野古道沿いの温泉。
この湯が、世界遺産そのものなんだよね。
川の中にあって、ゴーゴーという川の流れを聞きながら、古代の人と同じ様に旅の疲れを癒やすことに。
お客さんが少なかったので、待たずに貸切で、ひとっ風呂
これで熊野編14カ所は全て巡ったので、京都ベースに戻ることに。
高野山編と吉野編は、京都に近いし、また別の機会に。

6月14日
(京都に戻り)




今日の朝散歩は、哲学の道。
季節の写真が撮りたかったのだけど、紫陽花がばっちり咲いていた。


今日の朝散歩は、嵯峨野の竹林。


奈良に続いて、嵐山の竹林でパシャ。
朝一番で行くと、誰もいないので、竹林の道を車で通れる。

ところで、容量の制限無く写真を貯めておける様になったGoogle Photoが、とっても便利。
どこにいても過去の写真を簡単に引っ張り出すことが出来る。
デジタルで撮る様になってからの4万枚を転送するのに丸2日掛かったけど、一度転送してしまえば、右側の様な10年前の写真を旅行中でも1分も掛からずに探し出せる。


京都スナップ その1
「女心が安全な日」が京都にはあるらしい。


京都スナップ その2
鴨川のほとりにお寺の鐘が放置されてる。
さすが京都!

6月15日
(今日も京都)












今日の朝散歩は、お坊さん以外は誰もいない南禅寺。


京都スナップ その3
昨日15日は「女心安全の日」だったけど、今日16日は「Do You Kyoto?デー」だって。
意味不明の標語だと思ってググってみたら、ドイツのメルケル首相が言い出した由緒正しき言葉だそうな。
全く知らなかった。
http://doyou-kyoto.com/dyk/index.html




京都スナップ その4
木屋町通りにあるウナギ卸店。
ボロボロの暖簾も、お店の歴史。
あれ、ひょっとしたら、作業用の布を干してあるだけ?

6月16日(大阪)


さっきまで南禅寺にいたのに、今は大阪(梅田)。
京都と大阪って、とっても近い。
阪急で40分400円。
我が武蔵小金井駅から東京駅までより近くて安い。
目的は、映画とたこ焼き。

千日前の「わなか」(7秒)


行きは阪急、帰りは京阪。

6月17日(京都)






たまには一眼レフを使わないと息子に取られそうなので。

チュウサギかチュウダイサギ(中大サギ)のどっちかだと思う。
毛がフサフサしてるので、チュウサギかな?
でも、首が長いからチュウダイサギかも。










今日の朝散歩は、鳥を撮りながら鴨川沿いを。
さすがバズーカ砲みたいな一眼レフを持って散歩は出来ないので、写真は全部コンデジ。
鴨川の鳥シリーズをこの後いくつか。
ちなみに、この鳥は(たぶん)オオサギ。


鴨川の鳥達 その2
まさしく、鴨!


鴨川の鳥達 その3
観光客が歩きながら食べているアイスクリームを狙う鷹。






鴨川の鳥達 その4


迫力のある天気予報だね!




夕暮れ時の鴨川。
やっぱり一眼レフの方が良く撮れる。
でも、白いバズーカ砲は重たくて。


京都スナップ その5
上がるとか下がるとか京都の住所はややっこしい。
「下京区 富浜町」で充分だと思うんだけど。

嫁さんが東京から新幹線でやって来るので、これから迎えに。
いよいよ四国、中国、九州編に突入。

   進む