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地方出張時の必需品は3つ。
地方に行った時に気を付けないといけないのが、”腹下し”と”テング熱”。
その対策のために日本から持ってきた。
写真の左は、「正露丸糖衣」。
お腹を下しながら仕事を続けるのはつらいので。
オリジナルの「正露丸」は匂いプンプンだけど、「糖衣」は匂わないので、携帯出来る。
出所が分からない氷とコップの水だけは絶対に飲まない様にしているので、今のところお世話にならずに済んでいる。
でも、軽い食あたりでは無く、何かの菌で本当の食中毒になった時に、これを飲んでしまうと、菌を体外に出せなくてしまうので、とても危険。
日本で以前O157が発生した時に亡くなった方の多くは正露丸を飲んでいたらしい。
海外で何回か高熱を伴う七転八倒の食中毒になったことがあるけれど、ひたすら水を飲んでお腹の中を洗い流すことに専念した。
写真の真ん中と右の2つは、蚊対策。
昨夏に新宿御苑にいる蚊が原因でテング熱が日本で発生したけれど、タイでは地方で結構流行っているらしい。
真ん中は、蚊除け剤を染み込ませたティッシュタイプ。
スプレータイプだとエアゾールのために飛行機に持ち込めないし、お客さんの前でシュッシュするのも失礼なので。
右は、寝ている最中に蚊に刺されないための殺虫剤。
寝る前に部屋の四隅に1回ずつプシュッとするだけで、夜中に蚊に悩まされることは無い。
アフリカ巡回出張に頻繁に行っていた20年前は、蚊との戦いの日々だった。
ベープマットが使えれば問題無いのだけど、当時は日本でしか売られておらず、100V仕様のため、重たい変圧器も持ち歩いていた。
海外向けの220V用が発売された時は大喜びしたけど、でも停電すると意味が無い。
電気が無くても使える用に、アルコールと白金触媒で加熱させる特別品を使ったこともあったっけ。
それでも、赤道直下の東西アフリカにいる日本人の5人に1人はマラリアに掛かっていたので、いずれは自分もかかるものと覚悟はしていた。
熱帯病専門のお医者さんにマラリアにかからない方法を真剣に聞いたことがあるのだけど、曰く「蚊に刺されないことです」とつれない回答。
でも、夜寝ている時に蚊に刺されるのは防ぎようが無い。
かくして、蚊対策グッズにはこだわりを持つこととなった次第。
幸い、3年で他の地域の担当になったので、マラリアにはかからずに済んだ。
前置きが長くなったけど、数年前に発売されたのが、写真右側の寝る前に事前スプレーするタイプ。
アフリカ巡回時代にあったら、どんなに便利だったかと思っていたのだけれど、「タイで使える」と持ってきた次第。
地方へ行った時に活躍中。
(最近、タイでも同じ物がベープから発売されたけど、タイ向けに物凄い臭いが付けてあり、むせってしまうので、日本のものを愛用している)
ちなみに、前回タイに駐在していた時に、地方出張でノミに刺されたらしく、”発疹チフス”に掛かった。
最初は目だけが異常に痛くなり、さらに激しい頭痛と40度を越える高熱と共に体中に赤い発疹が。
この時は、さすがに入院した。
2015年12月4日 Facebookより