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        タイ飯は、 過度に辛くなくて、香辛料が少なくて、 パクチとナンプラーを使っていなければ、       美味しいんだけど


タイ飯には過度に辛い物が多いけれど、自分は辛いのが苦手。
辛さに対する自分の舌の許容限度が10だとすると、タイ飯は30とか50くらいの過度に辛いものが大半。
一口食べた瞬間に舌がヒリヒリと麻痺してしまい、味なんか全く分からなくなり、他のタイ料理が美味しいんだかどうか不明のまま食事が終わってしまうことが多く、前回の駐在時にはタイ飯自体を敬遠していた。
一緒に食べに行ったタイ人は、「今日のは美味しいけど、この前のはまずかった」などと宣うのだが、自分には味の違いなど全く分からず、ただただ辛いだけ。

最近、タイ飯に限らず、自分は香りの強い料理が苦手なんだと言うことに気が付いた。
強い香りは、自分にとっては料理の旨み味を邪魔しているだけの存在とやっと分かった次第。
香辛料も得意で無いものが大半で、またショウガも苦手。
お寿司の横に添えるガリ(ショウガ)も、自分にとっては魚の旨み味を邪魔するだけのもので、絶対に手を付けない。
タイ料理で言えば、パクチ(香草)とナンプラー(魚醤油)は臭いがきつくて、全く苦手。

そうは言っても、せっかくタイ料理の本場にいるので、自分にとって美味しいタイ料理を探し求めてみた。
探したのは、以下の4条件に合致するタイ料理。
① 過度に辛くない
② 香辛料が少ない
③ パクチを使っていない
④ ナンプラーを使っていない
実は、タイ料理の95%は上記4条件を満たしていない。
(「過度に辛くない」だけで70%は対象外になってしまう)
したがい、残り5%の中でから探すことに。

4条件を満たした優しい(辛くない)味のタイ飯を6点ご紹介。
まずは、一番美味しいと思うのが「カオマンガイ(蒸し鶏ご飯)」。
脂身の多い皮付き鳥肉をせいろで蒸して、その蒸し汁で炊いたご飯の上に蒸し鶏を載せたもの。
全く辛くなくて、香辛料も使っていない。
鶏のうま味がとてもタイ米に合っている。
「ピンクのカオマンガイ屋さん」と言うのが有名で、朝5時から開店していて、いつも行列が出来ている。
ちなみに、このお店は渋谷にも支店がある。


2つ目は、「ラッナー(あんかけ麵)」。
豚肉と野菜の旨み味が前面に出ていて、これも優しい味。


3つ目は、「プアンゲーオ(パイナップル焼き飯)」。
タイの焼き飯は、全般的に優しい味が多く、さらにパイナップルの甘さが加わって、好物の一つ。


4つ目は、「プーパッポンカレー(蟹の卵とじカレー)」。
カレーという名前が付くので、辛くて香辛料も沢山使っていそうだけれど、自分の限界辛さが10だとすると辛さは1程度。
蟹の旨み味を重視していて、香辛料も少ない。
この料理の発祥レストラン「ソンブーン」が一番美味しい。
普通は殻付きの蟹を使っていて食べるのが大変だけど、写真の様に殻無しの特別オーダーが出来るので、安心して食べられる。


5つ目は、「オースワン(牡蠣の卵とじ)」。
これもお薦めの一つだけど、とろみを付ける片栗粉が多すぎて食感が悪いお店が多く、なかなか美味しいオースワンを見つけるのが難しい。
4つ目プーパッポンカレーが美味しいお店「ソンブーン」のが一番気に入っている。


最後に登場は、カオカームー(豚バラ&豚足煮込み御飯)。
屋台の定番飯だけれど、どこの屋台で食べても必ず美味しい。
大きなお鍋に、豚バラ肉の固まりと何本もの豚足を、濃い茶色の煮汁で煮込んでいる屋台を見つけたら、絶対に食べてみるべき。
タイは豚肉と鳥肉がとても美味しくて、この料理はその美味しい豚肉の旨みを充分に味うことが出来る。
実は香辛料(たぶん八角)をかなり使っている様で、強い香り嫌いの自分には合わなさそうなのだけれど、要は旨みと香りのバランスの問題で、香りよりも旨みの方が前面に出ていて、大好物。
1つ目のカオマンガイと共に、自分にとっての2強タイ飯。

ちなみに、この料理だけはタイ屋台スペシャルで、日本では食べられないと思う。
もっとも、他の5つの料理も、日本のタイ料理屋さんのメニューにはあっても、やっぱり本場タイが一番美味しい。