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  タイの四季 (正確には三季)


タイは南国なので、基本的にはいつも夏なのだけど、それでも3つの季節がある。
乾期、夏季、雨期の3つ。
自分としては、「乾期と雨期が半年づつに別れていて、さらに乾期が涼季(4ヶ月半)と極暑季(1ヶ月半)に別れている」と説明した方が実態にあっていると思っている。

1)乾期(11月~3月中旬)
当地では冬と呼ぶが、涼季の方が正しい呼び方だろう。
たしかに、一番気温が落ちる2月中旬の1~2週間は、10~15度までになるので、ヒーターが欲しくなる。
北部のチェンマイあたりでは霜が降りるらしい。
ただし、クーラーはあってもヒーターは設置されていないので、街では羽毛等の防寒服を真面目に売っている。
もちろん、街を歩く皆が厚手のジャンパーを着ている。
海外からの旅行客は「南国に来ているのだから」と短パン&Tシャツだけど、その周りには厚手のジャンパーを来たタイ人がいるのが面白い。
実際にはいつも寒い訳では無く、30度を超える日の方が多い。
したがい、厚着をしていると暑いので、室内は結局いつもクーラーが掛かっている。
タイへ観光に来るなら、雨が降らず、極端に暑くは無く、この季節がベスト。

2)暑季(3月中旬~4月)
極暑季と呼びたいほど本当にとんでもなく暑く、毎日40度を超える。
赤道を越えて南回帰線まで行っていた太陽が戻ってくる3月下旬から急激に暑くなり、太陽が真上に来る4月中旬が最も暑い。
街中で誰かれ構わずに水をかけ合う「水かけ祭り」はこの時期に行われる。
わずか数週間で冬から極暑季に移行するのが面白い。(暑い方が好きなので、個人的には嬉しい気分になる)
実は、乾期も暑季も、雨が降らないと言う意味では全て乾期と言っても良い。
違いは、太陽が遠く日本の方に行っている時は冬(寒い乾期)、真上に来ると暑季(極暑の乾期)。
実は、この暑季はたったの2ヶ月足らずしかなく、南国らしい本物の夏は一瞬の出来事。
ちなみに、太陽がタイの真上を越えて北回帰線まで行くと、タイより数ヶ月遅れで日本が夏になる。

3)雨期(5月~10月)
どばーっと勢いよく雨が降るのも南国の特徴で、日中は晴れていても突然豪雨になったりする。
夜に轟音と共に雷が落ちる日が何日も続くことがある。
タイの季節では一番長く、6ヶ月間延々と雨が続く。
たった2ヶ月弱の暑季よりは、長い分だけタイを代表する季節なのかも知れない。

じめじめしてはいるが、暑からず寒からずで、個人的には一番過ごしやすいと思っている。
ちなみに、日本の方へ行っていた太陽が戻って来て再びタイの真上を通るが、雨期でどんよりした天気なので、太陽が真上にいることに気が付かない内に冬へ向かっていく。

各季節の写真を何枚か。

1)乾期(タイ人にとっては冬)
11月のユニクロ。
日本では無くて、バンコクのユニクロ。
防寒着(羽毛)のオンパレード。


2)暑季(本物の南国の夏)
「水かけ祭り」のための季節。

※写真はWebから


3)雨期(いつも雷&豪雨)
我がアパートから撮った雷。
スクンビット通り添いのビル(800m先)に落ちている。
凄いシャッターチャンス!
では無くて、スマホビデオからの切り出し写真。


おまけ-1
太陽とバンコクの位置関係


おまけー2
寒くなりびっくりしてFacebook3連チャン

沖縄に雪が降った余波なのか、バンコクも今季一番の冷え込みで、珍しく20度を切った。
昨日は初めて一度もエアコンを使わなかった。
日本から持ってきたジャンパーが初めて着られる。
Facebook 2016年1月25日

わー、どんどん寒くなっていく。
日中に陽が出ているのに寒いというバンコクでは異常な事態に。
薄い掛け布団しか無くて、仕方ないので、昨夜はフリースを着て寝た。
シャワーの温水も、電気ヒーターの能力が追いつかなくて、最高温度にしても充分な暑さにならず。
生活ファシリティーの能力が現状に追いつけなくなった。
まあ、1年の内の数日か数週間のことだと思うけど。
でも、部屋にヒーターなんか設置されていないので、これ以上寒くなったら、困るなあ。

Facebook 2016年1月26日


バンコクが寒かったのは、結局2日間だけだった。
今は普段に戻って、エアコンを入れている。
Facebook 2016年1月30日