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  北海道 オートバイ-1

2014年6月9日~22日


オートバイで北海道を巡ることが20才の時からの夢で、40年後にやっと実現した。
さて、無事に行って帰って来られるかな?


6月9日

いざ北海道へ。
2週間の独り旅。
なるべく身軽で行こうと思ったんだけど、あれもこれもと突っ込んだら、こんな大荷物になっちゃった。
北海道の天気を見たら、どこもしばらく雨模様。
北海道に梅雨が無いなんて、本当かなぁ?


大洗に到着。
途中、どしゃ降りの大雨になり、先が思いやられるな。
でも、最新の雨合羽類は良く出来ていて、体の中は全く濡れれなかった。
オートバイの大きなお尻が魅力的でしょ!


6月中は、1人の料金で4人部屋が貸切に。
自分はいびきが凄い(らしい)ので、嬉しいサービス。
早い話が空いているんだね。
でも、バイクが10台以上はいた。


6月10日

今回の旅の目的は、風景写真を一杯録ること&美味しいもの巡り。

美味しいものとは、
①ウニ、イクラ等の海産物
取れたてのウニを食べに、積丹半島へ。
②北海道3大ラーメン制覇
札幌、函館、旭川へ。
③ミシュラン星レストラン巡り
2012年にミシュランガイドブックの北海道版が発行されていて、星の付いているお店を今のところ4カ所は予約済み。
④取れたて野菜
北海道は野菜も美味しいらしいので、楽しみ。今回は、あまりお肉は食べないつもり。


写真の方は、一眼レフで自然をパシャパシャ撮るつもり。
まずは、1日目にトマムに泊まり、翌朝の山頂からの雲海を楽しみにしている。
でも、雨っぽいので、どうかなぁ~?
カメラは、実は2台目のコンデジの方が活躍していて、FBアップ用は全てこちら。

オートバイツーリングと言うと、キャンプしながら廻るのが主流みたいだけど、自分の場合は全てホテルか旅館。
やっぱり布団の上で寝ないとね。

と言うことで、題して北海道グルメツーリングの始まり。


秘密兵器の紹介。

1つ目は、Androidスマホを使ったカーナビ。
大きくて明るくて、かつ完全防水なので、心強い。
昨日、さっそく高速でびしょ濡れになったけど、大洗まで無事に案内してくれた。

2つ目は、レーダー探知機。
北海道はネズミ取りが多いらしいので、オートバイ用を急遽購入。
国家公安委員長が「郊外の事故率の少ない道で取り締まるのはおかしい」と言ってから、スピードが出てしまう道での取り締まりが激減したらしいけど、さて北海道はどうかな?

3つ目は、ヘルメット内のイヤホン。
先の2つのデバイスとBluetoothでつながっていて、音楽を聞きながら、ナビと取締り情報も聞いている。
昨年、30年ぶりにオートバイに乗り始めて感激したのが、実はこれ。
IT技術の進歩は凄いと思った。
胸ポケットのスマホともつながっているので、走りながら電話も取れるんだよね。


もうすぐ苫小牧に到着。
退屈せず、あっという間の19時間だった。


苫小牧に付いたら、気温16度で大雨。
昨年の9月に嫁さんとロードスターで知床まで行った時も初日は大雨で、なんか北海道の歓迎方法はいつも雨なのかな。
その時に気になったものの行けなかったのが、星野リゾート・トマムで、今日の宿。
軽井沢の星野温泉が北海道に作ったスキーリゾート。
雲海を眼下に見ながらお茶が飲める雲海テラスが有名で、明日の朝4時に起きて見に行くつもり。
雨は我慢するから、せめて雲海は見せてね、北海道さん。


北海道は寒い!
皆から寒い寒いと言われて来たけど、思ったよりもさらに寒い。
苫小牧が16度で、今日の宿泊地トマムは14度。
10月頃の秋の装備で来た方が良いね。
どしゃ降りの雨の中を走っていたら、手と膝が冷たくなってきたのだけど、オプションでグリップヒーターを付けてることを思い出した。
夏しか乗らないから無用の長物と思っていたのだけど、スイッチを入れたら、両手がヌクヌクに。
これ最高!
あとは膝対策だけど、念のためにヒートテックのアンダーを持って来ているので、明日試してみる。
上半身の防寒対策はだいぶ持ってきているので、なんとかなりそう。


なんなの、この天気予報。
今週中は北海道はどこも雨じゃん!


6月11日

やってきました、雲海テラス!
標高1、000mにテラスがあって、綺麗な雲海が広がっていた。
雲海は生きていて、10分もすると山が雲に覆われて、テラス自体も雲の中に包まれたと思ったら、次の10分後には雲が引いてまた綺麗な雲海が広がっている。
良いねぇ~。
昨日の雨で北海道の初印象は最悪だったけど、この雲海で許してあげよう。


雲海テラスからの写真を2枚追加。


層雲峡手前の三国峠にある喫茶店で一休み。
サイホンコーヒーのモカがとても美味しくて感激。
コーヒー豆の香りがそのまま飲み物になっている感じ。
ここ10年で一番美味しかったかも。

さて、荷物の縦横を積み替えたら、ますます巨大に見えるようになっちゃった。
でも、背もたれ代わりにになるので、楽チンになった。
それにしても夫婦二人で北海道ツーリングって無理だよね。
二人目の乗る場所が無い。


今日の宿泊は、層雲峡。
1枚目写真の下の方にポツンと写っているホテル大雪。
ここも寒くて、13度。


層雲峡の黒岳7合目にあった環境庁の看板。
「もしヒグマに出会ったら、逃げないで、全員でヒグマとにらみあう」だって。
目の前にヒグマが現れて、にらめっこ出来る人はいないよね。


短歌を一つ。
「北海道、梅雨は無くとも、雨ばかり」
ちゃんと五七五になっていて、季語も入ってるでしょ。

そう、今日も雨だった。
天気予報はますます悪くなっていて、ついに北海道各地で今週末まで雨マークが毎日付いてる。
北海道も絶対に梅雨だよ。


6月12日

大雪山と共に。
草原が広がっていて、北海道らしいなぁ~。
幸い今のところ雨は降っていない。


映画「許されざる者」のロケ地。
渡辺謙主役の北海道開拓時代の壮絶な映画だったけど、ここは冬になったら凄いんだろうね。
ロケに使った村の建物は無くなっているけど、村への入口の橋は残っていた。
ここまで来たら、お昼はどこで食べるか、分かる人には分かるよね。


ちょっとオートバイを止めて、道端の写真を。


やって来ました、上川町にある三国シェフのフレンチレストラン「フラテッロ・ディ・ミクニ」。
北海道の風景写真は既にパシャパシャ取り始めているけど、グルメツーリングは、ここから始まり。
去年嫁さんと北海道に来た時に、当日近所に来てから予約したのだけど、席が取れなかったので、念願だったレストラン。
大雪山を一望しながらの食事は素晴らしい。
厨房の人達も、大雪山を望みながら仕事をしている。


美味しかった。
フレンチだと思っていたら、素材を大事にしていて、自分が大好きなイタリアンに近いと思った。
最後に三国さんから任されているシェフと話が出来たけど、地元で取れる野菜と海のものを大事にするイタリアンがコンセプトとのこと。
大雪山の絶景を見ながら、美味しい料理が食べられて、満足!


レストランにビラが併設されていた。
夕飯だけでなく、朝飯も特別にレストランが作ってくれるとのこと。
嫁さんへ、私信。
今度は2人でビラに泊まって美味しいものを食べよう!


今日の宿泊は、旭川駅真ん前のビジネスホテル。
2連泊で、ツーリングはちょっとお休み。
旭川で美味しいものを食べるためと、洗濯のため。
コインランドリーがあるところを選んだんだよね。
で、今夜は、健康と今後のグルメツーリングのために、夕飯&アルコール抜き。


6月13日

お、北海道に来て、初めて太陽を見た!
午後に、美瑛のガーデンでも見に行くかな。


日本全国どこに行ってもドトールのコーヒーが飲めるのは嬉しい。
旭川だけで3店あって、札幌には数え切れないほどあるみたい。
ドトールは、北海道に力を入れているんだね。


グルメツーリングのラーメン編は、ここ旭川から始まり。
旭川と言えば醤油ラーメンだけど、「蜂屋」と「青葉」が評判の様子。
どっちにしようか悩んだんだけど、横町の雰囲気が素敵だったので、「蜂屋」へ。
焦がしラードが乗っていているのだけど、このラードが邪魔しちゃって、薄味スープのどこを美味しいと思えば良いのか分からず、自分には全く合わず。
せっかく東京から旭川まで来て、これでお仕舞いでは余りにも悲しいので、エイヤともう一件の「青葉」へ。
「青葉」は、美味しかった。
鳥と魚介のダブルスープに濃い醤油味なのだけど、昆布の味が強調されているのが北海道ぽくって、さらに野菜の旨味が醤油の濃い味を抑えていて、満足。
麺も、加水率の低い典型的な旭川タイプで、美味しかった。
最初のお店はご免なさいして半分しか食べなかったので、1.5杯食べたことになるな。


美瑛の奧にある”青い池”。
パワースポットらしい。
自分には池よりも空が青いのが嬉しい。


今日は1日晴れていて、気持ち良かった。
やっと北海道にツーリングで来てることを実感できたって感じ。
ところで、今回持ってきたコンデジ・カメラは、手持ちのスマホでリモートコントロール出来て、シャッターも押せることになっているので、試してみた。
倍率を大きくしたり小さくしたりするのをスマホ画面で確認しながら、パシャ。
簡単に出来た@美瑛の丘


グルメツーリングのミシュラン星レストラン巡りは、ラーメン編に続いて、夜の旭川から。
ミシュランの星を一つ貰った「和三條かた岡」という日本料理屋さんで夕飯を。
北海道で取れた野菜と魚にこだわっているとのことで、美味しく味わいながらペロッと戴いた。
ウィークデーなので空いていて、カウンター席は自分だけで、じっくりと料理を食べながら、料理長と話が出来た。
ミシュランの星を貰った時のいきさつを聞いてみた。
3年ほど前、業界内でミシュランが調査に来るらしいことが話題になった時に、それらしい日本人女性が一人で一度来て、二度目はフランス人とその女性が来て、さらにもう一回別のフランス人が来て、四度目に初めて「ミシュランです」と名乗って写真を撮って帰ったとのこと。
ミシュランも、けっこう時間を掛けて調査してるみたいだね。
料理長と、NYノブの話と、お醤油はどの銘柄が美味しいかで盛り上がった。
ヤマサを使っているとのことだったので、「お醤油はヒゲタでしょ」と薦めておいた。
ミシュラン星レストランは、あと3カ所行くつもり。


暇つぶしに読もうと持ってきた「裂けた旅券」。
ヨーロッパを舞台にしたチョイワルおやじとエロカワ少女の冒険活劇。
登場するオートバイで時代が分かる。
夜のナイトキャップに読み続けて来たのだけど、昼間は北海道を旅していて、夜になるとヨーロッパへ飛んで行く不思議な感覚が続いていた。
読んでいないのは後1巻となったけど、既に読み終わったのを、荷物減らしのために、宅急便で返送しなくちゃ。


6月14日

今日は、札幌と小樽を通り過ぎ、ウニを食べに積丹半島まで。
気温12度、また雨。


やってきました、積丹半島。
先端の積丹岬にある中村屋食堂が目的地。
漁師がやってるウニ料理屋さん。
「ムラサキウニとバフンウニのどちらにしますか?」と聞かれて、ウ~ン、答えは「両方」。
半分づつのスペシャル丼で、左の黄色い方がムラサキウニ、右のオレンジ色の方がバフンウニ。
たぶん東京とかで普段食べてるのは黄色の方で、オレンジ色は味が濃くて甘い。
どっちも美味しかった。
積丹ウニは、解禁になったばっかりで、解禁後の最初の週末なので、お店はあっという間に満席に。
駐車場は、みんな札幌ナンバーの車で、近郊の人達がこぞって来ている様子。
そして、今夜の宿もウニ三昧の料理付き。


積丹半島の先端、神威岬。
北海道遺産の一つらしい。
積丹ブルーと銘打っているけど、曇りなので残念ながら海全体は黒かった。
むしろ、岩肌のグリーンが新鮮。


海岸沿いの宿の前で、オートバイを1枚パシャ。
今日の宿泊は、みはらし荘というウニ料理を売りにした民宿。
今日取れたウニの質によって宿代が変わる面白いところ。
それでも、時価では無くて、Maxが設定されているので安心。
たぶん、バフンウニの上質なのが取れるとMaxになるんだと思う。
さて、今日の宿代はいくらかな?
もちろん、ウニを食べるためだけにここまで来たのだから、Maxを希望。
部屋からの眺めが素敵!


北海道5日目。
今日までの移動状況をアップしておくね!


今日の夕飯は、バフンウニ三昧。
オレンジ色(=バフンウニ)の中に黄色いのが少し混じっていたので、「ムラサキウニも混ぜているのですか?」と女将に質問したら、とんでもないという顔をされて、積丹のウニについて徹底的にレクチャーされてしまった。
曰わく「バフンウニの中にも色の薄いのもあるが、味は変わらない」とのこと。
面白かったのは、「土地の人は、バフンよりもムラサキが好み」との本音。
「バフンは量が取れないので高いけど、安いムラサキの方が美味しい」とのこと。
商売っ気の無い女将だね。
でもって、実はアワビが凄く美味しかった。
焼いてるところの動画を、ちょっとグロテスクだけど、アップするね。


このアワビが美味しかった。(動画15秒)


6月15日

朝からこんなに食べられないと言うほどの量。
うるさいお客と思われたのか、何故か海の見える個室に案内されて、まったりと朝食。


余市のニッカウヰスキー蒸溜所を見学。
自分にとっては、サントリーの山崎に続き2カ所目のウイスキー蒸留所。
実は、京都の鴨川倶楽部というイタリアンに行った時に、バーカウンターに余市の原酒が5年から20年までズラッと並んでいて、この原酒が欲しくてここに来たもの。
勢いで、竹鶴の21年まで買っちゃった。


今日の宿泊は、小樽。
日曜なので、人が沢山。
北海道に来て、初めて観光地に来た感じがする。
天気が少しずつ回復に向かっているので、良い気分。
泊まりは運河沿いのノルドと言うホテル。
結構高そうなホテルだけど、6月はまだ混雑期になっていないので、どこもバーゲンプライスで泊まれる。


天ぷらが食べたくなったので、お昼は運河沿いの天ぷら屋さんへ。
自分は、野菜の天ぷらが好きなのだけど、「北海道の野菜は、暖かくなってからまだ時間が経っていないので、春より秋の野菜の方が美味しい」とのこと。
おまかせコースを頼んだのだけど、徳島産というレンコンが凄く美味しかった。
美味しいものを食べた後は、美味しいコーヒーが飲みたくなるのだが、ふらっと入った近所のコーヒー屋さんに珍しくブルマンが置いてあって、これまた美味しくて、大満足。
お昼に満足出来たので、また夕飯を抜くかな。
明らかに太ってきているので。


北海道に来た目的の一つが、地元のスバルディーラーに寄ること。
18万キロも走っているセレナの次の車として、冬の北海道も快適に走れるのを探していて、やはりスバルの4WDだろうと思っているところ。
近々発売されるレヴォーグに魅力を感じているのだが、唯一気になるのが車高が低いこと。
130mmしか無くて、ロードスターと全く同じ。
雪でお腹が仕えて亀さんになり、走れないことを心配している。
東京のディーラーの人に聞いても、冬の北海道でも存分に走れるか否か明確に回答してくれなくて、地元の人に聞くしかないと思っていたもの。
話が長くなってしまったが、小樽スバルに行って、「ここでは買わないけど、教えて!」と先の疑問を聞いてきた。
曰わく、
「夏場重視で、冬も除雪の行き届いた街中がメインの使い方なら、レヴォーグが良い」
「冬場重視で、冬に北海道の各地に行くなら、アウトバックがピッタリ(レヴォーグは難しい)」とのこと。
やはり地元のセールスマンは明確に答えてくれた。
と言うことで、自分としては来年早々に出てくるらしい新しいアウトバックを待つことに決定。
したがい、セレナは、もう一回車検を取らなくっちゃ。
20万キロまで乗ろっと。


ホテル最上階のラウンジバーから望む小樽運河の夜景。
竹鶴の21年は、やっぱり美味しい。
東京に戻ったら、我が家に届いているので、楽しみ。
さて、明日は函館まで一気に移動。
函館山から街の夜景は見られるかな?
明日夜の函館の降水確率は30%。
日中は雨でも良いから、夜は晴れてね、北海道さん。


6月16日

函館まで後100キロの高速道路SAにて。
雨が止んだので、例のスマホコントロールでパシャ。
北海道の移動中は、結局いつもこのカッパ姿。


函館に到着。
ホテルの前をレトロな路面電車が走ってた。
まずは、グルメツーリングのラーメン編の第2弾、塩ラーメンで有名な「あじさい」へ。
北海道出身のツーリング仲間から「函館に行ったら絶対に行くべきラーメン屋」と薦められていたお店。
あまり塩を食べない人なので、比較対象が無いのだけど、塩味に昆布&ニンニクが前面に出ていて、しつこくは無く、あっさりしているのだけど、初めて食べる複雑な味。
スープは澄んでいて綺麗、麺は美味しい、でもスープの味が自分にはマッチしていないかも。

と言うか、にんにくが多すぎて、しばらく口の中がヒリヒリ。


雨が降っているので、今日のところは五稜郭は上から見物。
あれ、函館山のてっぺんが曇って見えない。
と言うことは、今日の夜景はダメだね。
ガッカリ!


コインランドリーで洗濯をしている間に、余市に敬意を表して一杯!
明日からグルメツーリングの本命が毎日続くので、今日も夕飯を抜こうかな。
そして、またヨーロッパへ行く時間の始まり。


移動状況の第2弾。
青の実線が追加分で、函館まで来ている。
ここに2泊した後、青点線の通り札幌へ行く予定。


6月17日

今朝の函館。
山のてっぺんどころか、函館山の姿すら見えない。
夜景は今日もダメそう、ショボッ!
でも、天気予報にやっと晴れマークが出てきた。


北海道新聞の今日の朝刊に、長雨の記事が出ていた。
地元の人も困っているみたい。
北海道全域で明日まで雨らしい。


函館、散策中。
サンフランシスコみたい。
港と坂と路面電車。


函館スナップ①


函館スナップ②


函館スナップ③


嫁さんへ、私信。
泊まる良いとこ、見つけた。
函館ハリストス正教会を見下ろす丘に建つ「ガーデンハウスCHACHA」というコンドミニアム。
2枚目の写真の風景が、部屋から望める(はず)。
隣には、洒落たフレンチ・レストランもあるし。

なんか函館に下見に来てるみたいだな。
http://www.chachainn.com/
http://www.sentir-hakodate.com/cuisine/


お昼は、イクラ丼を。
ウニは、積丹でたっぷり戴いたので。
Hironoさんお薦めの函館朝市にある「むらかみ」本店で。
美味しかった!


娘へ、私信。
(私信ばっかでご免なさい)
今お昼を食べた「むらかみ」が、祇園祭の時、7月16日から京都伊勢丹の物産展にお店を出すんだって。
ウニ丼、食べに行こう!
女将と「京都でまた会いましょう」と約束してきた。


グルメツーリングのミシュラン星レストランの第2弾は、お寿司屋さんで、「美な味」。
週刊誌でめちゃくちゃ誉められている記事を読んだことがあって、来たいと思っていたお店。
おまかせで頼んだのだけど、どれもペロッと食べられた。
途中で気付いたのが、魚の臭みが全くしないこと。
そして、どうも舎利が白くなくて、茶色い。
聞けば、「赤酢」を使っているとのこと。
「貝の2品にだけ海(=潮の臭み)を感じた」と感想を述べたら、「そうなんです、なるべく臭みを取ろうとしてるんです」とのこと。
お店のコンセプトが明確なのは良いこと。
銚子出身の割には魚の臭みが苦手な嫁さんなら、絶賛するお店と思う。
ただし,自分は、臭み=旨みだと思っているので、ペロッと食べられ過ぎるのは、ちょっと不満足。
例えば、牛肉は塩だけで食べるのが一番美味しい。
肉の臭みを消すために、玉ねぎやニンニク、醤油やバターなどを使うのは、肉の旨味を殺してしまい、理解しがたいと思っている。
実は、明日も札幌に移動して、もう一回お寿司を予約済み。
さて、海を感じるお寿司が食べられるかな?


6月18日

結局、昨夜も函館の夜景は見られず、次回の楽しみに回すことに。
北海道新聞に連日長雨の記事が載っていて、今日と明日も札幌に雨が降ると、1956年以来の連続雨14日間の記録になるんだって。
早い話が、自分がいた2週間は、ずーっと雨だったと言うことになる。
そして、札幌の天気予報は明日までしっかりと雨。
良くもまあ、ドンピシャリで、この2週間を選んだよね。
さて、これから300キロとちょっと、高速で一気に札幌へ。
今回の中で一番距離が長い移動。


巡り巡って、やっと札幌に到着。
まずは、グルメツーリングのラーメン編の3店目、「すみれ」本店にやって来た。
ここの味噌ラーメンが大好きなので、自分にとっては聖地の様なもの。
実は、ここに来るのには大きな目的があった。
十何年か前にラーメン博物館で初めて「すみれ」の味噌を食べて、感激し、それ以来病みつきになった。
その後、京都駅にもお店が出来て、今でも年に数回は京都で食べている。
一つだけ気になったのは、ラー博はミョウガの味が強く、京都はミョウガの味がごく薄いこと。
どっちが本当何だろうとの疑問を確かめるには、札幌の本店に行くしかないと思っていた次第。
答えは、ミョウガ風味は、ごく薄いだった。
これからは、安心して京都駅のお店で、本物(=本店と同じ)を食べられる。


「すみれ」の本店に敬意を表して、醤油も(半ラーメンにして)初めて食べてみた。
正直に言うと、旭川で食べた醤油ラーメンよりも数段美味しい。
味噌ラーメン店はスープを濃く作るので、そのお店で醤油ラーメンを頼むと、醤油の味がスープに負けてしまうことが多いと思うのだけど、「すみれ」は醤油でも美味しい。
焦がし醤油が、スープに負けておらず、味がしっかりしてる。


美味しいものを食べた後の、美味しいコーヒー。
至福の時!


札幌って、大都会なんだね。
上ばかり見て歩いてたから、おのぼりさんみたい。
森や丘を巡っていたので、駅の雑踏の歩き方も忘れてしまった。
作りが似ているのか、京都駅を彷彿とさせる。
お水系お姉さん風の女子が多いのも、京都みたい。
ホテルも、でかい。


わぁ、夜のススキのだぁ!


今日の夜は、ミシュラン星レストランの3店目で、お寿司の札幌「一幸」。
数年前にTBSの「情熱大陸」で紹介されていて、是非とも食べに行きたいとずーっと思っていたお寿司屋さん。
まだ30才になったばかりの新進気鋭のマスターと、影でサポートしているお父さんのコンビネーションが、気持ち良い。
札幌の郊外からススキノに進出し、さらにミシュランの星まで貰って、予約も取れない人気店になっていた。
最初の2品、ウニとシャコだけで、うなってしまった。
ウニは、今朝マスター本人が積丹に行って、手に入れて来たとのこと。
ムラサキウニなのだけど、芳醇で甘くて、積丹で食べたウニよりも数段に旨い。
シャコは、卵を身に付けたメスで、卵の黄身が半熟になる様に釜茹でを止めていて、シャコなのにパサパサしていなくて、トロッと美味しい。
ちなみに、「ウニとシャコの両方を楽しめるのは、この2週間だけ」とのことで、旬のものだけに拘っている。
その後の握りも、美味しくて、ちょっとここは別格のお店。
札幌に行く機会があったら、是非とも試して欲しい。
若いマスターの、一品毎の熱のこもった説明に、ドラマと季節と、そして海を感じることが出来る。
握りの写真を、この後にアップしておく。
ちなみに、メニューは”おまかせ”だけなので、ちょっと高い。


お寿司の「一幸」の握り。
どれにも拘りのストーリーがあって、かつ美味しい。
日本酒と白ワインを、お任せで頼んだんだけど、どれも敢えて少し甘め。
「辛いお酒は、料理の連続性を阻害する」とのこと。
ワインのソムリエの資格も持つマスターからの新鮮な一言だった。


6月19日

札幌で食べたかったものが、もう一つ、スープカレー。
星の数ほど沢山のお店があるので、だいぶ悩んだけど、函館本線で2駅隣の「らっきょう」へ。
コクのあるスープで、美味しかった。
野菜もたっぷりで、満足。
知らなかったけど、近所のスーパーでも売っているハウス食品の「スープカレーの匠」は、このお店の味なんだね。


こんな本を売ってた。
山積みしてあったけど、北海道の人もツーリング用に買うのかな?
青空の北海道を走るために、もう一回来ると思うので、購入。
この表紙の様な、青空とオートバイと北海道の大地の写真を撮りたかったんだよね。


札幌スナップ
カラオケとバーとラーメン屋さんが、そこら中にある街。


今日の夜は、何を食べるか決めていなくて、現地で考えようと思っていた。
それが、大正解。
今月6月は、”時知らず”が、旬なんだね。
秋に産卵のために北海道の川で取れるのが普通の鮭だけど、この季節に時がずれて取れるのが”時知らず”。
産卵のために体力を消耗していないので、脂がのっている。
前から名前だけは知っていたけど、食べたことが無かったので、ホテルに入っている海鮮居酒屋で夕飯を。
”時知らず”のカマの塩焼きが絶品だった。
まだ若い鮭なので、卵巣も育っていないと説明があったのだけど、一方でとても珍しいと”時知らず”の卵が出てきた。
「若い鮭に卵がいるんですか?」と素直な質問をしたら、「ウ~ン」とうなられて、答えが帰ってこなかった。
でも、”時知らず”の卵(育つ前の小さなイクラ?)も、とても美味しかった。


路のちょっと先の厚岸(あっけし)で、先週10日から漁が解禁になったとのことで、もう一つの旬は、”しまえび”。
洗いと天ぷらで、ペロッ。
美味しい、そしてとっても贅沢な場所にいることを実感。


6月20日

やったぁ~、やっと晴れて、青空と一緒に写真が撮れた。
最後の宿泊地は、洞爺湖。


ウィンザーホテル洞爺へ、下見に。
どこの写真を撮っても、青い空と白い雲が写るのは、嬉しい。
ところで、この写真を撮っているコンデジ(オリンパス)は、今回の旅行から使い始めたのだけど、北野ブルーならぬ、オリンパスブルーを初めて体感した。
今まで、青空が無かったからね。


青空が嬉しくて、写真を2枚追加。


明日のフェリー用にウィスキーを買ってきて、ちょっと早めに飲み始め。
北海道にいる間は、余市に敬意を表して、NIKKAの竹鶴。


6月21日

洞爺湖の、こんな金色に輝く雲海を見に来たのだけど、実際には2枚目の写真の通り、もやって何も見えず。
朝3時に起きたんだけどな。
もう一回来なくちゃいけない理由が、また一つ増えた。


湖畔に戻って、日の出をパシャ。
今回の旅行で初めて見る日の出。


北海道ツーリングも無事に終わり、苫小牧に戻ってきた。
長期ツーリングとしては四国や東北を一周をしたことがあるので、気軽に北海道にやってきたのだが、考えてみれば長距離は20才に成り立ての頃の話で、40年も前のこと。
いきなり雨に降られて、1週間も持たないかと思ったのだけど、体が疲れることもなく、雨の中を走るのにも慣れて、意外な程に快適な2週間だった。
腰やお尻が、全く痛くならなかったのも、驚き。
昔に較べると動的視野が狭くなったけど、時間のゆとりを持ってのんびり移動していたので、まだまだ行けるなと実感した次第。
また、北海道に来たいと思っている。
今回は、グルメツーリングを目的としていたけれど、次回は自然満喫ツーリングにしたいと思っている。
最北端の稚内と、利尻&礼文島にも行きたい。


北海道ツーリングの雑記。
・北海道内の移動距離:1,600キロ。
・カッパを着なかった日:2日だけ
・日中の気温が20度を越えた日:1日だけ
・寒さ対策:とにかく足の膝と太ももが冷えた(途中100円ショップでサポーターを買ったら、これが大正解で、暖かかった)
・交通違反:無し(と言うか、取り締まりなんて全くやってなかった)


今回の北海道ツーリング・ベストショットを2枚。
1枚目は、トマムの雲海。
これが素晴らしかった。
季節によって色々な顔があると言うので、また是非とも行きたい。
2枚目は、昨日のウィスキーボトル。
外が明るいので、逆光で暗く写ってしまうのが普通だけど、ボトルも綺麗に写ってるでしょ。
洞爺湖の中島も、はっきり写ってる。
山崎のボトルネック部に逆さ中島が写ってるのが分かって貰えるかな?
これは意図的。
スマホカメラの撮影技術を駆使したつもり。
一眼レフの写真も、良いのが沢山あるはず。
こちらの方は、帰ってからのお楽しみ。
さて、フェリーの乗船が始まる様なので、北海道ツーリングのFBはここまで。


綺麗な夕陽だったので、追加。
今回の北海道で初めて見た夕陽。
2枚目の写真に写っている煙突の煙は、苫小牧の王子製紙。