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日本に7日間だけ   帰国した時に  何を食べるか? 

2016年2月21日~27日


日本の美味しいご飯に日々憧れながら海外で生活している人が、7日間の限定された帰国期間に何を選んで食べるのか、自分の例で御紹介。

2月20日
帰国

4ヶ月ぶりに日本に休暇で帰国。
冬に日本へ戻るつもりは無くて、夏用のペラペラのズボンしか無いんだけれど、日本は寒そう
バンコクは、今30度。


帰国の翌日、ロードスターのバッテリー端子を元に戻して、朝一番で箱崎のTCATへ。
何しに行ったかというと、昨日のリムジンバスに忘れたカバンを取りに。
パスポートからカメラ、ノートPCまで貴重品の固まりをあっさりと忘れて、寒いなぁーと思いながらバスを降りてしまった。
帰国早々に何をやってんだか。

日中は陽が刺してきたので、オープンに。
日本もけっこう暖かいじゃない。
少なくとも、一番寒い時のバンコクと同じくらい


「日本に7日間滞在で食べるもの その1」

近所にあるラーメン街道は「まるしゅう」の”潮だし醤油ラーメン”。

バンコクでは、豚骨ラーメンはとっても美味しいのだけど、魚出汁の美味しい醤油ラーメンが無くて、真っ先にこのお店に。
開店当初から20年通っている馴染みのお店。
魚介出汁のスープが美味しい。
やっぱり醤油ラーメンは、こうじゃなくっちゃ。


「日本に7日間滞在で食べるもの その2」

自由ヶ丘のイタリアン「Angelo」。
40年来の友人、男性4人女性2人でワイワイガヤガヤしたので、味わうことなくペロッと食べてしまった。
タイからお土産に持ってきたマンゴを、お店で切って出して貰えるか聞いたら、オーナーシェフのAngeloさんが出てきて、あっさりOKしてくれて、ついでに握手。
Angeloさんは、体型だけでなく太っ腹。
お礼に厨房の皆さんで食べて下さいとマンゴを1個置いてきた。


「日本に滞在7日間で食べるもの その3

ドトールのコーヒーが大好きで、実は既に今回3杯目。
バンコクにはスターバックスが100店以上あるのだけど、残念ながらスターバックス(エスプレッソ)のコーヒーは苦手で、美味しいと思えるのはUCCの1軒だけ。
ドトールに早くバンコクに進出してほしいのだけど、今のところシンガポール止まり。

いつもの地元のドトールに行ったら、「お久しぶりです」と言われて、無理を言ってお土産にコップを貰ってきた。
ブルマンも沢山手に入れたし、バンコクの我が家では、このカップで飲もおかな。


噂に違わず、凄い人。


「日本に滞在7日間で食べるもの その4」

待望の「Shake Shack」のハンバーガー。
味はどうだったかと言うと、推測通りで、残念ながらNYの美味しさには全く及ばず。

まずは定番のShake Burgerを食べてから、何も挟んでいないShimple Buregerのパテだけを食べてみて、はっきり分かった。
肉の旨味が少なすぎ。
(東京店が使っているのはオーストラリアのアンガス牛だけど、発祥地アメリカのアンガス牛の肉の旨味は別格の様子)
さらに、焼きすぎでパサパサ。
5枚目の写真はNYのだけど、中は赤みのままで、ジューシーなのが良く分かる。

肉の旨味に特化して独断で評価すれば、
NY/Shake Shack:10
London/Shake Shack:7
東京/Shake Shack:6
バーガーキング:3
マクドナルド:1

午後2時30分から1時間半並んだけど、5時の今は行列はほとんど無くなって、15分ほどで食べられそう。
本番NYには負けるけど、普通のハンバーガーよりは格段に美味しいので、もう一度遅くなってから来てみようかな。

ニューヨークShakeShackのパテ。(2013年10月に食べた時の写真)
日本は肉の芯まで火が通っているけど、NYは肉の赤身が残っていて、これがジューシーの元。
日本の全てのハンバーガーと、NY ShakeShackとの根本的な差は、これ。
ShakeShackなら日本でもパサパサでは無いパテを提供すると信じていたけど、残念ながらダメだった。


「日本に滞在7日間で食べるもの その5」

西荻は「坂本屋」の”カツ丼”。

味が濃いバンコクのカツ丼に慣れてしまっているので、美味しく感じられるか心配だったけど、いつも通りの薄味ながら、豚肉と玉ねぎの甘さが際立っていて、やっぱりここのカツ丼が一番良いな。

近所に住んでいる料理評論家の山本益博さんが来る度に色紙を書いているらしく、いつ来ても色紙が新しくなっている。
今回は「西荻名物の坂本屋のカツ丼」で、日付は先月。
氏の紹介で有名になり、日本一とも評されることがあるけど、謙虚な一言。
過去には「どこにでもあるカツ丼にして、どこにでもない坂本屋のカツ丼」だったり、「カツ丼の三つ星を目指せ」だったり。


「日本に滞在7日間で食べるもの その6」

神保町すずらん通りは「スヰートポーヅ」の”餃子”。

日本の餃子は薄皮をパリッと焼いたのが普通だけど、ここは皮がぶ厚くてモチモチ。...
さらに、具はほとんどお肉で、ちょっと変わってるけど、大好物。


あれ、2枚目の写真は何かな?
勢いで、すぐそばの「三幸園」で、典型的な日本の餃子も。
こちらの具は、野菜だけ。
ただし、営業職には禁止令が出るほど、ニンニクたっぷり。

共に神田神保町界隈で知る人ぞ知るの餃子の名店。


「日本に滞在7日間で食べるもの その7」

銚子電鉄の終点、外川駅のお寿司屋さんで「治ろうや」。
全て地元の銚子港で捕れた魚。
今日のあたりは、”ひらめ”。(最初の写真2枚)
魚の旨味が際立っていた。


寿司ねたは「熟成させて旨味を引き出すのが大事」と言うのが良く分かる。
「この時期の”ひらめ”は4日目が一番美味しい」とのことで、我が家の予約に合わせて4日前に仕込んだとのこと。
ちなみに、今夜もお客さんは我が家だけ。
捕れたてをその場で捌いたうえで熟成させることが出来る”日本の港町のお寿司屋さん”だけでしか味わえない贅沢な一食だった。

「お寿司の色が映えるので、この黒いお皿が良い」と日頃から思っていた感想を述べたら、大将がニコッとして「菅原工芸の作で、硝子の手作りなので、同じ形が一枚も無い」とのこと。
青山にお店があるらしく、行ってみようかな。


マグロは、マクロで撮っても美味しそう!


銚子に来れば、「嘉平屋」の練り物で”磯揚げ”。
開店直後に行って、揚げ立てをモグモグ。
これも港町ならではの贅沢な一品の贅沢な食べ方。


「日本に滞在7日間で食べるもの その8」

我が家の定番、成田山の「川豊」で、”鰻”。

いつも美味しいのに、何故か今日は外れ。
嫁さんとも意見が一致して、「今日のは鰻が柔らかすぎで味も淡白」。
冬の鰻は違うのかなあ??
とっても残念!


めったに降らないはずの雪が銚子にも降って、お墓の花にもお湿りが。


「日本に滞在7日間で食べるもの その9」

小金井に舞い戻って、地元の「くじら食堂」で、醤油ラーメン。
魚介出汁たっぷりで、醤油はちょっとだけの、かなり凝った味。
自分は大好きなのだけれど、ラーメンブームのバンコクと言えども、この味は絶対に分かって貰えないだろうな。


7日間の日本で、是非とも食べたいと思っていたものは、これで全て食べ尽くして、とっても満足。


地元の居酒屋で食べたい物を脈絡も無く頼んだら、こうなった。
揚げ物が多いなあ。
それにしても、どれも美味しくて美味しくて!
息子と2人でボトルが開いた。


最後の日本飯は、近所の和牛焼肉屋さん。
バンコクの和牛焼肉は、とてつもなく高いので、食い溜めのつもりで。

”王様カルビ”とか”超極上カルビ”とか色んな種類のカルビがあったけど、値段が高くなるほど味がつまらなくなって、一番安かった写真の単なる”カルビ”が一番美味しかった。


最後の最後の日本食。
羽田のラウンジで朝食。


2月28日
タイに戻り

7日間の日本を慌ただしく過ごして、バンコクの我が家へ戻り。
日本で食べる日本食は、どれも美味しかった!
次に帰国する時は、何を食べようかな。


今回、日本に戻ってみたら、コーヒー豆のブルーマウンテンの販売が再開されていて、ニッコリ。
ちょっと多めに手に入れて来た。