イスラムの日本人感

イスラムが注目されているけど、北アフリカ(アルジェリア)のサハラ砂漠のど真ん中にあるイスラムの小さな街で、唯一の外国人として6ヶ月生活していて、皆から言われたことが三つ。

一つ目、
ヨーロッパから攻め込んで来た十字軍は、イスラムを殺戮し、さらに人肉を食べた野蛮な人種。
(当時、十字軍が人肉を食べたのは本当らしい)

二つ目、
そのキリスト教(=欧米文明)を代表するアメリカに果敢に戦いを挑み、アメリカ領土(ハワイ)を攻撃した日本は、イスラムにとっては英雄。

三つ目、
その結果として、アメリカに原爆を投下され、何十万人も殺されて、日本は可哀想。


上記の如く、イスラムの人達にとって日本は特別な存在で、敬意すら感じている。
そして、その特別さから、日本独自の中東外交をこれまで展開することが出来ていた。


一方で、文明の進化を否定し、一千年前のイスラムの世界に戻すべきという原義主義の考え方が、イスラムの皆の根底にあって、物事を複雑にさせている。
そこに付け込んだのが、ISIS/イスラム国。
欧米文化から見ればとんでもない考え方なのだけど、イスラムの中では心情的に理解する人が多く、ISISを支援するアラブ石油富豪が沢山いるのが現状。


世の中は複雑で、日本はその複雑さから逃れて孤高で(孤立して)いたいと思うのか、複雑な世界の中で生き抜いていく覚悟があるのかが、今の日本の分岐点だと思う。

2015年1月28日 Facebookより